ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』③

ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』20170423③.mp3 2017年4月23日定例読書会録音。アンダーソン『想像の共同体』の三回目となります。三回目は「クレオール」(ヨーロッパ大陸に出自のある先祖をもつ南北アメリカ移民)と国民意識の関係についてお話します。国民意識の萌芽というのをお笑い事務所の例になぞらえて解説しています。今回は芸人が思想を語るということが有機的に出来ている回だと思います。また、近代国民国家の誕生において無視しえないのはフランス革命です。アメリカの誕生とフランス革命・・・これらの事象は後の国家創設のモジュール(ひな型)となりました。それに伴う問題についても言及しています。 ※しまだだーよさん欠席のため、今回のアシスタントはフカミドリ矢巻さん(マセキ芸能社)です。

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ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』②

ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』20170423②.mp3 2017年4月23日定例読書会録音。『想像の共同体』の二回目となります。(※この日の読書会はいつもより時間を要しました。しかしアップロード出来るデータの容量に限度があるため、急遽の判断ではございますが『想像の共同体』は4回に渡りお送りします。更新時にそのことに気づき、録音を編集しなおした為いつもよりアップの時間が遅くなってしまいました。申し訳ございません) 前回は国家形成過程における宗教の絡み方について論じました。更にその延長で国家形成に重要なファクターについて諸々語っております。「時間の共時性」、そして言語と言語の普及の歴史、あついは技術革新が言語にもたらした影響とそこから興った「出版資本主義」について・・・となってます。 ※しまだだーよさん欠席のため、今回のアシスタントはフカミドリ矢巻さん(マセキ芸能社)です。

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ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』①

ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』20170423①.mp3 2017年4月23日読書会録音。今回からベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』を三回に渡りお届けします。近代ナショナリズム分析においては無視できない本でございます。「国家(Nation State)」という枠組みはなぜ影響力が強いものになっているのか?本書はナショナリズムを批判的に検討しています。初回はアンダーソンの問題意識について、そして「国家」の隆盛以前に人の精神を治めていた「宗教」が国家形成においてどういう影響力を持っていたのか、そしてなぜ「宗教」が影響力を持つに至ったのかについて語っております。 ※しまだだーよさん欠席のため、今回の収録のアシスタントはフカミドリ矢巻さん(マセキ芸能社)でございます。

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