福沢諭吉『文明論之概略』①

福沢諭吉『文明論之概略』20170827①.mp3 2017年8月27日定例読書会録音。今回から福沢諭吉の『文明論之概略』を三回に渡ってお伝えします。近代日本の歩みを考える時、福沢諭吉の思想は避けて通ることが出来ません。特に『文明論之概略』は、近代人として赤子の如き日本が、近代国家としてまずどういう思想と実践を掲げる必要があるのかを説いた古典でございます。 そしてこの読書会に関しては、丸山眞男『「文明論之概略」を読む』を参考文献としました。戦中戦後の日本政治思想を語るうえで避けて通れない丸山は、自他共に認める福沢諭吉マニアでした。しかしその心血の注ぎ方は単に好事家のそれではなく、社会が大きな転換点を迎えるにあたりそれにどう立ち向かえば良いのかという福沢と同様の問題意識を丸山が抱えていた点によるところが大きいです。 非常に骨太なテーマを語る回ですのでぜひお楽しみくださいませ。

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ジークムント・フロイト『精神分析入門』③

ジークムント・フロイト『精神分析入門』20170716③.mp3 2017年7月16日定例読書会録音。フロイト『精神分析入門』の最終回でございます。今では当たり前のように使われている「無意識」という概念も、元々フロイトが着目したものでした。また心理分析にあたって、幼年期の性衝動というものに注目するフロイトの当時としては斬新な着眼点にも言及しております。

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ジークムント・フロイト『精神分析入門』②

ジークムント・フロイト『精神分析入門』20170716②.mp3 2017年7月16日定例読書会録音。フロイト『精神分析入門』の第二回目です。フロイトの精神分析のキー概念(失錯行為、夢分析など)の説明となります。言い間違いや夢など、理性にとっては余剰にも思える些細な人間の言動の誤りや違和感にこだわるフロイトの思想について語られます。また、フロイト理論を踏まえたしまだだーよさんの精神分析もなかなか楽しめる回かと思います。

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