思想のユーモア/ユーモアの思想

ホメロス『オデュッセイア』20171217②.mp3 2017年12月17日読書会録音。ホメロス『オデュッセイア』の二回目です。この回では、『オデュッセイア』の時代背景について語っております。「ホメロス問題」というものが存在するほど、ホメロスはそもそも実在したのかどうかも曖昧だという現実があります。ですから、神話理解というのは誤解やバイアス、もしくは作品が生み出された当時の時代状況に対する無理解などが色々生じやすい傾向がつきまといます。完全にそれらを除去することは出来なくでも、可能な限り背景を読み取ろうとすることでそれらの先入観を捨て去ることが出来るということに関して語っております。

ホメロス『オデュッセイア』20171217①.mp3 2017年12月17日読書会録音。今回よりホメロスの『オデュッセイア』を取り上げます。ボリュームがあるため、四回シリーズでお届け致します。神話は総じて現代の常識とはかけ離れた話があるため、特に背景知識や思想、作品が出来た当時の時代状況を把握することが重要となります。初回は神々が出てくる英雄叙事詩を読むための糸口について語っています。「神話がなぜ必要か」「神話の意味とは何か」という問いを通じて、幾何か神話の内容に迫ることが出来ることが分かってくるかと思われます。

福沢諭吉『文明論之概略』20170827③.mp3 2017年8月27日読書会録音。福沢諭吉『文明論之概略』の三回目です。引き続き概略の内容をお話ししてますが、三回目は福沢の思想というのが日本の近代化においてどれだけ反映されたか否かという点に注目しつつ論を展開しております。