エイリッヒ・フロム『悪について』④

エイリッヒ・フロム『悪について』20180429④.mp3 2018年4月29日録音。エイリッヒ・フロム『悪について』の最終回です。人間が悪に陥る際の三つの参照点を提示したフロムが最後に提言する事は決して特定の真理ではありません。偏った判断に陥る性向がある人間だからこそ、人間に思考し続けることを迫るというのがフロムの思想的な戦略です。そして最後にはフロムのこの本での思想に対するテラサワの若干の私論も展開しております。

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エイリッヒ・フロム『悪について』③

エイリッヒ・フロム『悪について』20180429③.mp3 2018年4月29日度読書会録音。フロムの『悪について』の三回目でございます。 三回目では、前回のホッブズ的な意味での「狼」(人間が人間に対して攻撃的になる性向)へ人間が陥る際の心理的な三要素について語られます。第一がネクロフェラス(死を愛する性向)、ナルシシズム、近親相姦的きずなの三つがそれにあたるとフロムは述べます。それが一体どういうことなのか・・・詳しくは配信をご聴取下さい。

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