小松成美『M 愛すべき人がいて』④

小松成美『M 愛すべき人がいて』20190901④.mp3 2019年9月1日定例読書会録音。小松成美『M 愛すべき人がいて』の最終回でございます。今回は本全体の内容を踏まえた上での私見を述べています。この本を一読して感じたことは終始「浜崎あゆみを描きながら浜崎あゆみが見えない」ということでした。その真意について特に語っております。

続きを読む

小松成美『M 愛すべき人がいて』③

小松成美『M 愛すべき人がいて』20190901③.mp3 2019年9月1日定例読書会録音。小松成美『M 愛すべき人がいて』の三回目でございます。今回は浜崎あゆみの幼少期の経験、そして浜崎あゆみの松浦正人の「呼び方」などに注目し、浜崎にとって松浦という存在が恋人にとどまらない重みをもっていたのではないかという点を考えています。途中フロイトの話も交えています。今回の課題本の中でも非常に考えさせられる部分を紹介しております。 ※途中、録音用携帯電話のアラームが作動してしまい音声の一部が聴き取り難くなっております。何卒ご了承ください。

続きを読む

小松成美『M 愛すべき人がいて』②

小松成美『M 愛すべき人がいて』20190901②.mp3 2019年9月1日定例読書会録音。小松成美『M 愛すべき人がいて』の二回目でございます。浜崎あゆみ目線での語りによる小説ですが、この作品を考えるにあたって不可欠な存在がもう一人の登場人物・音楽プロデューサー松浦正人です。私見ですが、浜崎あゆみの小説であるにも関わらず本人の主体が終始読み取れなかったという感覚があります。同時に彼女の松浦正人への心酔の尋常の無さも感じられました。ミュージシャンをプロデュースするということは単に作品だけでなく、そのミュージシャンの思想形成から始めていくということが垣間見れる配信になるかと思います。

続きを読む