マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』④




2019年1月27日定例読書会録音。マルクス・ガブリエルの『なぜ世界は存在しないのか』の最終回でございます。ガブリエルは哲学は世界をどう捉えて来たのかという論点で話を展開していきます。その際、①一元論(スピノザの汎神論) ②二元論(デカルトの主-客の認識カテゴリー) ③多元論(ライプニッツのモナド論)が提示されます。そして一元論・二元論の抱える問題やガブリエルが支持する多元論とその論拠についてが述べられていきます。それらを経た果てに、この本のテーゼ「世界が存在しない」の意味も明らかにされて行きます。

またこの本のキーターム「対象領域」と私たちがどう世界を捉えているのかということを具体的に検討する意味で、話は自然科学、宗教、芸術に関しても及んでいきます。










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