デカルト『方法序説』②




2016年6月26日定例読書会録音。デカルトの方法序説二回目となります。デカルト思想の特徴について考えていきたいと思います。とにもかくにも、「自我」の発見は近代哲学では無視できないデカルトの功績になるかと思います。デカルトの学問の手法は徹底的に物事を疑って見つめる「方法的懐疑」です。疑った果てに残るのは考えている自分自身、これが有名な「我思う、故に我あり」という名言に繋がっていきます。この自我と方法的懐疑により、学問は近代以降より厳密性を追求する性質を帯びることになった訳です。

また、「我思う」の「思う」は何処で行っているのかという問題意識から身体の機関から独立した精神活動の場を確保されているという確信によりデカルトは「心身二元論」の立場を取ります。「心と体」という今では当たり前のように使われる言葉の基盤になっているのも心身二元論となります。それだけ見ても、デカルト哲学が現代にも強く影響を与えていることが分かってくるかと思います。










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